ハウスメーカーに依頼するデメリット

大企業の安心感と対比するデメリットを知る

各メディアで目にする宣伝や、住宅展示場に掲げられるブランドマークなど、ハウスメーカーの注文住宅の知名度は、興味のない方々にも浸透しているほどに十分でしょう。エンドユーザーのイメージとしては、会社の規模が大きければそれだけ、すべてにおいて良質であると捉えがちです。資本や売上高の大きさがそのまま安心感につながるのは、経済社会における自然な判断基準ですが、実は注文住宅に関しては、必ずしもすべての面において、ハウスメーカーだから優れているとは限りません。

全国展開である以上、各地で提供するサービスは均一でなければならず、ハウスメーカーが建てる注文住宅も、それに準じています。ですが各地の風土や気候、立地条件はすべて異なっており、それぞれに合わせた微調整が欠かせません。こうした細やかな部分に於いて、ハウスメーカーの均一化された住宅が、必ずしもベストマッチであるとは言い切れません。

大企業ゆえのフットワークの遅さ

全国展開のハウスメーカーの場合、企業ゆえに人事異動が避けられません。地域密着型の工務店とは違い、完成後のアフターフォローを違う担当者が持ち回りで引き継いでゆくのが一般的です。建設段階に直接携わっていない、会社側に配属された担当者のフォローが結果、不十分あるいは見当違いとなってしまうリスクが想定されます。

また企業はマニュアルに沿った対応を遵守することで、組織として管理されています。予期せぬ災害などで甚大な被害を被った場合など、一刻も早い対応を希望しても、地元工務店のような臨機応変かつ迅速な対応が期待できない可能性があります。このアドリブが効かない特徴は、自宅にトラブルが生じた場合を考えると、大きな不安点でありデメリットと考えられます。倒産のリスクが少ない安心感に対し、背中合わせのリスクとして、ぜひ知っておきたいポイントのひとつです。